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イカす店員さんウォッチが止まらない

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日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。

近所の洋菓子店でのことだ。
その店は街の洋菓子店らしいこじんまりした雰囲気と確かな味で、開店したばかりの頃からわが家ではよく利用している。
シュークリームは、この店がコスパからいっても最高だ。

何度も利用しているのですっかりこちらは常連気分で、フランクに話しかけたこともある。
たぶん店主で、おそらくパティシエの奥様は、感じのいい人ではあるが愛想がよいタイプとは言えない。
せっかくなので、あと一言なんかください! みたいな気持ちになることが実は多かった。
まあ、それは私がコミュニケーション求めすぎ病なので、普通に見たら不足しているということはないのかもしれない。
勝手にちょっとフラれた気分になっているだけなのだ。
それでも変わらずよく利用するということは、味が間違いないということの証でもある。

その洋菓子店には、いつからかアルバイトかな?新たな店員さんも加わったようだ。

友人宅訪問の手土産を買いに、その洋菓子店を訪れたところ、会計の際に店員さん(推定18~23歳の女性)に声をかけられた。
店「素敵なバッグですね」と。

私はこの日、素敵なバッグを肩からかけていた。
自分で言うなと思うかもしれないけれど、素敵なバッグだったから買った、
本当に素敵なバッグなのだ。柄、形、色使いが気に入っている。

私「ありがとうございます。そう、これ一点ものなんですよ」
店「すごいですね~。素敵です。」
一点ものと言ったのが、ちょっと高慢ちきな感じに思えて慌てて、
私「布の柄の取り方で一つとして同じデザインにならないらしくて、気に入っているんです」
そんな風に付け加えた。
そして、
「わぁ~、褒めてもらって嬉しいな」とウキウキした感じで言い足して、
店を後にした。

店から出た時にそういえば、と確信した。
今日の店員さんは、以前私がこの店で買い物した時にも
店「ネイル、素敵な色ですね」と声をかけてくれた人だ。
私「ありがとうございます。これ、新色らしくて、かわいいですよね」
店「すごくきれいな色で、いいなと思って」

こういう会話をしたことを思い出したのだ。
この時もとてもうれしくて、「わぁ~、褒めてもらって嬉しいな」とウキウキした感じで言い足して店を後にして、
後日、担当のネイリストさんにこのことを報告しつつ、洋菓子店のシュークリームが絶品であることを伝えたんだった。

ネイルとバッグに気づいてくれた店員さんは、オシャレが好きなんだろうな。
どちらもピンクが使われていたから、ピンクが好きなのかもしれないな。

小さな街の小さなやりとりから、小さなハッピーと小さな輪が出来た気がして
この店がさらに好きになった。