キニナル「なんて素敵な香り♪クリスマスリースレッスン体験レポート」

気になるプロダクトやプロジェクトをエンタメ性や整理収納の考え方に寄り添いながら紹介し、読者の「キニナル」を刺激します。

2022年も残りあと少し。11月某日、以前から気になり一度訪れてみたかったフラワーショップでのクリスマスリースレッスンに参加した。

店舗の一角、テーブルの上には、リースに使う材料がセッティングされている。リースの土台となる枠、糸、そしてたくさんのグリーンが敷き詰められていた。

クリスマスリースの作り方を解説していただきながら、手順を追って各自作業していくスタイルでレッスンは始まった。

まずは材料の説明。
この日用意されていたリースの材料は、モミの枝が2種。一つはアメリカ　オレゴン州のモミでもう一つは長野県北軽井沢のモミ。葉がモリモリっとしていて、生命力にあふれている。
ヒノキは熱海のもの。
クリスマスリース用としても人気のスギ、ブルーアイスはヒノキとともに清々しい香りがする。

この４種の枝を束ねて小さなグリーンブーケみたいにして、それをリースの土台である枠にワイヤーで巻き付けていく。束の根元でしっかり５巻き、束の枝先で２巻き程度。
４種を交ぜる小さなグリーンブーケは平べったくならないようにあえて凸凹感ありで◎
均したくなってしまいがちだが、もりっと立体感があるほうが素敵になるのだそう。
隙間が出来ないように、しっかり巻けたかどうかはリースを持って振ってみる。
バラバラと落ちたり、ビヨーンと抜けなければOKだ。この作業をコツコツ続けて１周する。

固定するためのワイヤーをしっかり巻こうと気合いを入れすぎて、ブチッと切ること2〜3回。でも大丈夫、切れてもまた巻き巻きすればいいのだそうだ。

プロの手捌きはすばやくてカッコイイ

黙々とする作業は楽しい。しかも超がつく精密さを求められない感じはノープレッシャーだ。同じ時間帯にリース作りに参加していた方の中には、もう何度めかの参加の方もいたようで、皆さん、黙々と。でもリラックスした感じ。

枝が巻き付け終わったら、リースの位置をぐるりとしながら頭(向き)を決める。
そしてリボンと木の実などのオーナメント7種をセレクトさせてもらう。
このセレクトは、リースのサイズや選ぶものによって異なる。

私が選んだのは渋めのゴールドの大きめリボンと実や枝もの。ゴールドやシルバーのものもあったけれど、なんとなくシックなものをセレクトしてみた。

そしてオーナメントを自由に置いてみる。
アシンメトリーが好きなのに、気づくと時計の文字盤みたいに並べてしまうこの凡人さ。

そこで「アシンメトリーが好きなんです」と告げると、
「実は実で近づけて、右側はあえてスペースにしていくのは？」とご提案いただいた。
それがこれ。

そうじゃん、そうじゃん、そういうことじゃん。
配置が決まったら、挿せる枝はモミやヒノキのリースの間に挿しこんで、実や枝の立体的なものはグルーガンで接着してもらう。

そうして出来上がった作品がコチラ！

下の方に挿したホワイトレーズンチョコみたいな実がついているのはナンキンハゼ。
左側にはちょっとゴツっとしたものを集めた。ドングリ？を一番最初に手に取ったのは、
まあご愛敬。クリハラなんで。
大きめのゴールドリボンは右上にちょいアシンメトリ―に結んでもらった。

この日のレッスンはSサイズとMサイズが選べるようになっていて、私は大きい方のMサイズを選んだ。
実をいえばそれは間違いだった。申し込む時は完全にSのつもりだったのに、しっかりMサイズと書いて申し込み、確認メッセージで「申込内容にお間違いはありませんか？」と書いてまでいただいていて、きっぱり、はっきり「はい！間違いありません」と返信していて、当日の朝そのことに気づいた。

単なるうっかりなのだが、自分なりに分析するに、生まれて物心ついた頃からすべてにおいてLサイズだった私は、MはLより小さくて、Sは目に入らないような生き物になってしまったに違いない。
でも、結果的に大正解!! この大きさやボリュームはなんか私に似合っていて、相当素敵な仕上がりになったので大満足。
きっと大きな家の玄関や、暖炉がありそうな家のリビングにも似合う大きさかもしれないけれど、私はこのリースを自分の仕事部屋に飾ることにした。

部屋に飾ったクリスマスリースはすばらしい香りを漂わせなてくれていて、PCを打ちながらふと目線を上にあげるとすぐ目に入る位置に飾った。
大きく鼻から息を吸うと、モミやヒノキがまた香ってくる。
視覚や嗅覚、ツンツン触れば触覚も刺激してくれるクリスマスリースは、手作りの喜びと一緒に、心と体にいいものを部屋に運んできてくれた。