日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。
私は自称、現物支給の女だ。
プレゼント応募で、栃木の美味しいジェラートが当たったというお気楽な話がコチラ。
今回は、またまたプレゼント応募で嬉しい当選をした話。
ちなみに、私は懸賞マニアではない。
近江屋洋菓子店は、神田淡路町にある老舗洋菓子店である。
昔の勤め先が近かったこともあり、なにか贈答用のお菓子を用意するとなれば、近江屋洋菓子店も必ず候補にあがった。
とはいえ、個人で度々購入するということは実は少なかった。
でも長年の友人がこの近辺に勤めていることもあり、懐かしい味のドーナツや焼き菓子を手土産にしてくれることもある。以来、やっぱり老舗ってすごいよなとこの店のファンを自称している。
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相変わらず、インスタを見てメロメロしている。
そしてある日の投稿に、ロックオンしてしまった。
近江屋洋菓子店のガシャポンが発売されるというのだ。
発売を記念して、全5種コンプリ―トプレゼントがあるという。
その投稿に「いいね」をして、コメントを書くだけ。
その企画だけで楽しくて、応募した。
コメントを書きながら、当たったら喜んでくれそうな〇〇ちゃんとか、〇〇さんにプレゼントしよう!
そんなことを想像してニヤニヤしていた。
応募したこと自体を忘れるべし! おかしな話だが、そのくらいがいい。
期待しすぎてはいけない。というのは、なんだか昔から思っていることである。
ましてや、こんなに簡単なインスタ応募だよ。当たるなんて思わないもの。
当選というと思い出すことがある。
小学生の頃、クラスメートが「全プレで当たったの!」と喜んで、『りぼん』だったか『なかよし』に連載されていた何かのキャラの雑貨を見せてくれた。
私は漫画雑誌を買ったり読んだりすることはなかった小学生で、お友達の家に行った時にめくらせてもらう程度だった。
「すごいでしょー」と自慢する彼女に「すごいねー」と言ったかは憶えていないが、
「全プレ」というのは「全員プレゼント」の略で、決められた金額分の切手を送って応募するスタイルだった。
その友だちが少し意地悪なことを言った時に、
「いや、全プレ当たったとか言ってるけど、切手送れば当たるやつだから……」と心の中で毒づいた、たしか。
話がだいぶズレてしまった。
今回の近江屋洋菓子店のガシャポンコンプリートプレゼントは、もちろん全員ではない。
当選者は10名だった。
なんとその10名のうちの一人に。当選-と・う・せ・ん- いただきましたー!
そして、当選したものがこのほど届いた。
かわいい。可愛すぎる。
左下から、デコレーションケーキと箱、フルーツポンチと包装紙、アイスクリームと店名プレート、焼き菓子と紙袋、アップルパイと箱
こんなの実物購入して、隣に並べたくなるやつじゃん。
画像では見ていたけれど、実物はさらになんだかカワイイ&愛らしい。
そして嬉しいことに、当選品とともに、近江屋洋菓子店のマドレーヌが同梱されていた。
手書きのメッセージも封入されていて、長く愛される理由がここにある……そんな感動を味わったのだ。
近江屋洋菓子店のマドレーヌはしっとりとか、もちもちとか、バターぎっとりとは違う。
カリッとしていて、ほろっとしていて、重くなくてやさしい甘さ。
紅茶やコーヒーとの相性は、トムとジェリーくらい、いや待てよ、トムとジェリーは仲良くケンカしてるな。ええと……、
とにかく相性抜群ってこと。
これでお裾分けを渡すためというのを理由に、友だちと年内とかに会う約束も入れられる。
淡路町界隈で飲むのもいいな。
などと、すっかり気分が上々だ。
ちなみに最新情報によれば、11/1発売のクリスマス・シュトーレンの予約は、秒殺だったみたい。老舗の味には多くのファンがいて、親子二代、三代で近江屋ファンとかも多そう。
そうそう、マドレーヌの箱にかかっていたリボンが懐かし過ぎて、見た時ちょっと泣いた。
買い物ごっこで包む練習していた時、使っていたもの、このリボン。
でも一度結ぶともうヨレッとなっちゃったりするから、慎重になったりしてたよなって。