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お土産下手、返上!

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日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。

京都でのみやげ購入が予定通りに行かなかったこともあり、自称お土産下手を再認識してしまったことは、「嘘つき八ツ橋」でも書いた通りだが、
いいお土産に出会えたことも記しておこう。

京都最終日。宿泊先から目的地に向かいがてら、京の台所 錦市場に立ち寄った。
朝ごはんをこの市場で……という観光客向けの商売もあるそうだが、
コロナ禍でここもかなりの打撃を受けたことだろう。

朝一番で立ち寄ったため、人影もまばら、まだ開店していないお店も多々あった。
そんな中で、京都と言えば!のちりめん山椒を購入。
少し歩いて乾物やさんの店前へ。
そこで目にし、購入したのが「にしきごま」だ。
写真の通り、カラフルな味付きごまである。
ここのおばちゃんの声かけ、つまりオススメぶりが本当に上手だった。

「カラフルなごまの色は、全部食べ物の色で付けてるものだから、着色料は入ってないのよ」
「味がついてるからそのままご飯にかけてもいいし、混ぜておにぎりにしてもいいしね」

パッケージを手に取って裏を見ると、原材料名に青のり、人参粉末、しょうゆ、かぼちゃ粉末、ほうれん草粉末、トマト粉末、梅粉末、抹茶とある。
正確に言えば、紅麹など着色料も書かれている。

でもこの時、すでに私はこの「にしきごま」を兄一家へのおみやげに買うと決めた。
理由は、今年高校一年生になった姪っ子が、朝、自分でお弁当を詰めて学校に行っていると聞いていたからだ。
これはお弁当に最適だ。なんなら「映える」じゃあないか。

……と、ここでまたもやお店のおばちゃんが絶妙な力加減でパスを送ってきた。
「これね、この間、JALの機関誌で美味しいものとして紹介されたの」

はい、まとめ買い確定!!

商売っていうのはつまりこういうもんだよね。うーん、納得。

兄一家をはじめ、何人かに無事この「にしきごま」を京みやげとして渡すことが出来た。
数日たって、当の姪っ子から一通のLINE。
「この前もらったごまのふりかけを最近食べたんですけど、まぁ美味しい。
絶賛ドハマリ中です」

叔母、やったね、の巻。
お弁当作りを頑張っているって聞いたから、あなたに……と思ったわけよと購入した理由を改めて説明返信したら、「なるほど」と返ってきた。

同じ日に別の方からも「にしきごま、最高においしーよーぅ」と!がいっぱいついてLINEが入った。

後輩、やったね、の巻。

錦市場と、商売上手の乾物屋のおばちゃんに感謝を込めて
自称お土産下手は、一旦返上することにした。