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雨の日の憂鬱がなくなるまで

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日常の中から、エンタメを整理収納目線、暮らしをエンタメ目線でつづります。栗原のエッセイ、つまりクリッセイ。

クラウドファンディングに参加したことは、これまでもあった。
映画とかエンタメ関連が多かった。
支援という形で応援することで、期待というある種の負荷をかけ、リターンという形で作品やプロダクトを受け取る時に、何か「共有」という感覚もいただける。

こうして文字にすると実に上から目線な感じになってしまうけれど、
参加する時はたいてい直感に従っている気がする。
まあそうだよね、ゴリ押しとかされてするものではないだろうし。

直感に従って参加すると、自分が「選んだんだ」という誇らしさみたいなものがプラスされているのだろう。
待つのが楽しくなる。

そして、一度忘れるくらいがちょうどいい。
もちろん募集している方は支援者に向けて進捗を報告してくれるので、
それをしっかりチェックしながら指折り数えて待つのも正しい。
でも、私としては一度忘れるくらいがちょうどよかった。

2021年の4月末に、クラウドファンディングで申し込んだのが、
「PANTO 全天候型防水コーヒーブーツ」。
世界初、一足あたり15杯分のコーヒーかすを再利用
これが決め手だった。

超超早割価格のプランで申し込んだ。

理由は簡単。私が毎日コーヒーを飲む人だから。
そして、以前、弁当コンサルタント 野上優佳子さんが手がけた、コーヒーかすと竹粉が主原料のBENTO box「COFFEE」をやはりクラウドファンディングで手に入れたことがあったから。

月日は流れ、梅雨時期も過ぎ、商品は9月の終わり頃、わが家にやってきた。
箱を開けて、コーヒーブーツが黒だったことに驚く。
間違われたわけではない。私が忘れていただけだ。
いろいろ悩んで、コーヒー色にしようか散々悩んで、そうだった、黒にしたのだった。

都内に出るには、電車で30分~1時間程度かかる。
天気予報を見るともう東京では雨は止み始めているというのに、
出かけにはまだ結構雨が降っているということはよくある。

絶対に晴れるとわかっているのに、レインブーツで行くのはなぁ……。
長く愛用してきた、超リーズナブル価格で購入したグリーンのいわゆるレインショートブーツは、気に入っていたけれどくたびれてきたし、
この、絶対に晴れるとわかっているのに履いていく時が少し憂鬱だった。
かといって、レインブーツの良さを知ると、普通の靴を濡らすこと、なんならそれで靴の中まで濡れることに耐えられない人になっていた。

雨が上がった後もそうと思わせない靴が欲しかった。
その逆もある。夜は確実に雨が降るという日もあるから。

15杯分のコーヒーかすで作られたチル・ジャパン株式会社
「PANTO 全天候型防水コーヒーブーツ」は、
わが家に届いてからしばらくした後、無事に雨の日デビューを果たした。
先日、雪の日デビューも果たして、翌日の雪の日の後のベショベショ、つるつる道デビューも果たして、

防水と防汚、そして防寒の効果も実感させてもらっている。
雨の日の憂鬱を解消してくれるお気に入りの一足になった。

その後、クラウドファンディングサイトからのメルマガは配信停止にした。
ありとあらゆるおすすめが届いてしまうから。
そこは整理しないとさ。
でも、それは捨てるという感覚とはちょっと違って、
「これは!」と思うプロジェクトやプロダクトには、絶対自分のアンテナが引っ掛かると
信じているからでもある。