とりなし隊長のメモパッド PR

行きと帰り、その時間が必要だった

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言い方ひとつで、考え方ひとつで物事は結構うまくいく。これはとりなし隊長がちゃちゃっとメモしたような気楽な記録と提案です。

〈今回のとりなし対象はお仕事をご一緒にしているHさん〉

取材で遠方に行く機会が多い週だった。
千葉は広くて、私が住んでいる市から車で結構な距離がある場所へ取材に行くこともある。

地元から担当さんの車に乗せていただき取材先へ向かった。
道中片道、約1.5時間。
車内ではHさんのお仕事上でのトラブル真っ只中の話題になった。

誠心誠意、仕事をしているのに……、と腹の立つことはある。
会社員時代は特にクライアントやプロジェクトに関わる人の仕事の仕方や言動に納得がいかなかったという経験は私もある。
だから状況が想像できたし、「あぁ、そういう人、いるいる」ともなった。
ちなみに、私とは今後も直接仕事をする機会のない、接点のない人の話なので、
そこはフラットに話を聞いたことも担当さんの名誉にかけて付け加えておこう。

話題の行き先は、いま生じているトラブルをどう収めて進めていくかに絞られた。
私が提案する。
平たく言うと、こちらが大人になって、心の中は上から目線にして恩を売っては?
みたいな提案。

でも担当さんはそれでは納得がいかないという。
感情的になっているのかなと思った。
「私が大人気ないかなー、ごめんねこんな話聞かせて」と言った彼女の表情は結構曇っていた。

取材を終えて、帰りの車の中。
先ほどの話の続きになった。
また、改めて話を聞いてみる。……すると、彼女が単にその場をとりなすようにすればいいわけではないことが見えてきた。
その問題の相手とは、もう少し先まで共に仕事をしなくてはいけない状況だからだ。
今回の件をその場しのぎにしてしまうと、それを軸に今後も話を進めてこようとすることが予想できた。

複雑ないくつかの状況をもう一度紐解いて、誰に何をどう言うか、段取りながら考えつつ、こんな流れはどうだろう? と懲りずに提案してみた。
「うん、そうだね、それがいいかも」
彼女の合意が取れた。

良かったー、この帰りの車中の時間が必要だったのだ。
最寄りまで送ってもらい、お疲れ様の挨拶をしながら
「ありがとう、それで連絡してみるわ」と言った彼女の表情がちょっとだけ晴れやかに見えた。
それは半分くらいは私の思い込みだと思うけど、半分くらいは事実だと思う。